本日は定休日、オリンピック中継を観ながら当ブログの初投稿をタイプしている緩い休日です。
初回は、『 店内に飾るアート作品のご紹介 』
北関東のとある骨董品店にて購入したこちらの作品、原画はメトロポリタン美術館に所蔵されています。
トップハットを被りステッキを持ち、立派な髭を蓄えた英国紳士が女性を口説いている姿が描かれています。
1889年、ベル・エポックの幕開けとともに誕生したムーラン・ルージュ、作品が1892年作という事を考えると、イギリスから海を越え噂を聞きつけ意気揚々と…ってところでしょうか。
ムーラン・ルージュを題材にした作品を数多く描いたロートレック。代表作の一つでもあるポスター『ムーラン・ルージュのラ・グリュ』をご存知の方も多いのではないでしょうか。
ロートレックは1901年に36歳という若さでこの世を去りましたが、彼の愛したムーラン・ルージュは、その後訪れる二度の大戦下の中でも、シンボルの赤い風車の灯をともし続け賑わいをみせたそうです。
そんな時代に想いを馳せながら、女性を口説く時には、トップハットとステッキと髭は必須条件なのだと再確認するのでした…。